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~若手による干潟の発掘と交流~
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ハチの干潟の魅力のひとつ・アマモ場
かつては干潟がたくさんあり、各地でアマモが茂っていたそうだ。

アマモの役割は計り知れない。
1・小さな生き物の隠れ家になったり、産卵の場になり、海のゆりかごになっている。
2・光合成をして大量の酸素を供給している。3・地下茎を張ることで、土砂の移動を防ぐ。
4・流れ藻になり、魚たちの隠れ家になる。
5・海岸に漂着したアマモは海岸生物の餌になる。などなどキリがない。

そんなさまざまな役割を果たしているアマモは、埋め立てや海砂採取などによって減少の一途をたどっている。20ヘクタールほどのハチの干潟には潮間帯から沖にかけて30ヘクタールほどの広大なアマモ場が残されている。
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まとまったアマモ場は、生物の生産力も高く、砂の流動も少なく干潟も安定する。アマモ場はとても大切だ。そんなハチの干潟のアマモ場の上に「藻場造成」という計画が持ち上がった。(上の写真の位置)中身は、ヘドロの投棄であった。アマモ場が失われることと、干潟がダメになってしまうことへの危機感から、ハチの干潟調査隊を立ち上げて、計画を取りやめてもらった。今でもアマモ場の大切さを知ってもらう観察会を行っている。
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押し網という漁法は、アマモ場がたくさんあったことはいたるところで行われていた。それがいつの頃からか失われてしまっていた。その漁法を、地元の人に聞き取り、復活させた。押し網をするとアマモ場ではたくさんの生き物を捕まえることができる。タツノオトシゴ・ヨウジウオ・メバル・カサゴ・ハオコゼ・エビ・カニ・タコとても楽しい。

一か所でも多く、今あるどんなに小さなアマモ場をも残していくことが、私たちにできる最大の「自然保護」ではないだろうか。
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今年の7月に第2回市民ひがた交流会を開催する愛媛県加茂川河口。
どんなところなのか、干潟の様子を写真で少し紹介します。

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これが昨年の春に訪れたときの河口の様子。河口部は川幅が約1キロもあり、その広い河口部のほぼすべてが干出します。チュウシャクシギやダイゼン、ハマシギなどの群れが見られました。

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これは今年の1月に訪れた際の同じ場所から撮影した写真。驚くことは、河口部の干潟は冬の昼間の干潮(一般的にはあまり干潟が引かない)でも春の大潮と同じぐらいかなりの面積の干潟が干出しているということ。ズグロカモメが多く、ハマシギ・シロチドリの群れやクロツラヘラサギも見れました。

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これも今年の1月に撮影した写真。河口から沖に広がる干潟を撮影したもの。河口干潟だけでなく、河口の沖にも広大な干潟が干出します。このときは夕方で干潟の写った夕焼け空の色が綺麗でした。この時期河口沖にはたくさんの海苔ひびが立てられていました。

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これも同じく夕方撮影したもの。加茂川河口の先端から隣の中山川河口方面を撮影したもの。加茂川河口の沖から隣の中山川河口のほうまでずっと干潟が干出し、それも併せた河口域の干潟はものすごい広さになるのではと思います。

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これは昨年1月に河口から上流側を撮影したもの。汽水域にもずっと砂泥から泥質の干潟が広がります。塩生植物群落も見られます。

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汽水域の干潟。ヨシ原と泥質の干潟、その間を澪筋が流れます。
ヤマトシジミやソトオリガイ、カワザンショウガイの仲間などが見つかりました。

加茂川河口にはいろいろな環境があり、生物の種類もとても多いと感じました。
ぜひ交流会でみんなで見に行きましょう。

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最後にこれは石鎚山のスキー場から撮影した加茂川河口。加茂川と中山川が河口部で合流し、大きな河口域を形成しています。

徳島県徳島市吉野川河口は、全国でも有数の汽水域と広大な河口干潟を有し、飛来する鳥類や干潟の底生生物の数も非常に多く、すばらしい河口の風景が残されている場所です。

僕は2000年にはじめて吉野川河口を訪れて、そのすばらしさを知り、その後毎年通って生物や風景を見続けてきました。2004年頃からは地元の自然保護団体「とくしま自然観察の会」と一緒に生物調査や観察会なども続けていて、交流を深めています。

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そんな吉野川の河口部には現在大型開発計画がいくつも進行中で、河口部の生態系や景観が変貌してしまうことが心配されています。
とくに東環状大橋は現在まさに河口部で工事が進行中で、河口の風景がどんどん変わっています。写真は今月撮影した工事中の東環状大橋。橋脚が立ち、すでに大部分の橋げたが架かってしまいました。(上の写真)
僕が高校生の頃から通い続けている淀川の十三干潟。
今日は淀川自然観察会の毎月定例の野鳥観察会が開かれた。
開始早々雪が舞う天候の中、淀川河川敷へと向かった。

十三干潟は野鳥の宝庫。冬の時期は越冬のカモ類や猛禽類のチュウヒなどが見られ、今日もカモ類を中心に36種の野鳥が観察出来た。チュウヒはヨシ原で2羽飛んでいるのを確認。

チュウヒはヨシ原に生息する猛禽類。ヨシ原でネズミなどの小型哺乳類や小鳥類などを捕まえて捕食するため、ある程度の面積があり生物の豊かなヨシ原が残されていなければ越冬できない。
大阪のど真ん中で、高層ビル群をバックに飛ぶチュウヒの姿は、十三干潟が都会の中に残された大自然であることをまさに象徴する光景だと思う。野鳥観察を通して自然の豊かさを知る、十三干潟でそんな観察をこれからも続けていきたい。

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写真は今日撮影したもの。雪の舞う天候の淀川に浮かぶカモ類(左)とヨシ原上空を舞うチュウヒ(右)
ホームセンターで売っているのを1000円位で購入。

干潟は日陰がない。ましてや真夏の干潟は肌が焼けて真っ黒になってしまう。
そんな時は、笠が一番。顔全面が日陰になり、とても涼しい。

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笠の利点

1.日陰になる。
2.頭と笠の間に隙間ができるので、風が通り蒸れない。
3.急に雨が降ってきても、肩まであまり濡れない。
4.観察会の時、前方に声がよく届く。
5.ひっくり返すとかごのように、ものを入れることができる。
6.帽子のように密着しないので、ヘアースタイルもほとんど変わらない。

などなどとても便利。
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