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~若手による干潟の発掘と交流~
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7月11日(二日目)
 
午前中は室内でシンポジウムをしました。
 
基調講演として、愛知大学の印南敏秀先生から「瀬戸内の里海文化」として、里海とはどういう海かというお話から、アマモを使った石風呂について紹介していただきました。瀬戸内海のアマモ場や海と人の生活とのつながりが見えてくるお話でした。

その後各地から参加していただいた方からの発表をしていただきました。
 
東京湾の鈴木裕子さん(NPO法人行徳野鳥観察者友の会)からは「東京湾奥 行徳湿地の今昔」として、まだ東京湾奥部に広大な干潟が広がっていた頃のことと、現在の行徳湿地での湿地保全活動についてお話いただきました。一度失われてしまった自然を元の姿に戻そうとするのは大変な時間と労力がいるということが伝わってきました。

大阪湾の和田太一さん(NPO法人南港ウェットランドグループ)から「大阪湾の宝島とアマモに棲む珍奇な貝の発見」として、開発の進んだ大阪湾に奇跡的に残る貴重な自然環境について話をしました。
 
岡田和樹さん(ハチの干潟調査隊)からは「ハチの干潟と周辺の原生干潟」として、ハチの干潟の保全の経緯と干潟が地域の方々によって利用されていること、そして周辺海域に残る原生干潟についてお話していただきました。

三浦知之先生(宮崎大学農学部)からは「宮崎にも干潟があった-その出現生物について」として、これまであまり知られていなかった宮崎県の各地の干潟と興味深い生物相についてお話いただきました。
 
シンポジウム全体として、一度失われた自然を復元することはとても難しい、だからこそ今残されているハチの干潟に代表されるような貴重な自然環境、そして昔から続く石風呂のような人のつながりは、これからも注目してきちんと伝えていかなければならないことを再確認できたのではないかと思います。

昼食後、朝から降っていた雨も止み、三原市の有竜島の観察に出かけました。ここはナメクジウオ生息地として天然記念物に指定されている場所です。着いたときにはまだあまり潮が引いておらず、島を少し散策した後、少し現れた能地堆(砂洲)へと渡り、観察しました。砂州の周りにはアマモやコアマモ、ウミヒルモなどが自生しており、その群落の中にはたくさんのモエビ類が見られました。砂泥質の海底にはヨツアナカシパンが多く、モミジガイやトゲモミジガイもよく見つかりました。粗い砂の砂洲を掘ると、アケガイやスジホシムシモドキがよく見つかり、参加者の方がナメクジウオも見つけられました。
 
観察終了後、船で岸に戻り、そこで解散としました。 今回は県外からの参加者と地元からの参加者が半々ぐらいで、地元の方との交流もよく出きたのではないかと思います。また研究者の方にも参加していただいて、野外での観察・採集を見せていただいたり、いろいろな話を聞けたこともよかったと思います。
 
交流会に参加・協力していただいた皆様に感謝です。 また来年もどこかで交流会を開きたいと思いますので、ぜひご参加ください。
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