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~若手による干潟の発掘と交流~
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このたび作成しました「干潟への想い2009」におきまして
訂正がありますのであしからずご了承ください。

P37 ミルガイ → ナミガイ

そのほか、文章についてもご指摘がありました。
今後第2号へもご意見を反映させていただきたいと思います。

そのほか、ご意見ご感想をお待ちしています。
編集担当:岡田 earth_166@hotmail.com
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ariakeai.jpg





有明海の干潟をスイタ(潟スキー)で滑って沖まで行くと、周りは一面の泥干潟で、無数のムツゴロウたちが飛び跳ねている。
この光景が見たくて、暖かくなると毎年のように有明海に遊びに行っています。
朝の9時から干潟に滑り出していき、昼飯を食べることも忘れて干潟で過ごし、岸に帰ってきたら夕方の3時だったということもあります。6時間滑りっぱなしで全身泥まみれ、途中からは顔にも泥を塗りたくって、自分もムツゴロウになりきって泥干潟を這い回ります。


今そんな有明海についての発表を作っています。
昔の文献を見ていると、もう亡くなられていますが、諫早市在住で諫早湾を守る運動もされていた芥川賞作家の野呂邦暢さんが書かれた随筆「とびはねて潟をゆく」を見つけました。
先々週に有明海に行ったときに地元の方と話をした時のつながりから、今度夏に大阪で開かれる諫早湾をテーマにした市民ミュージカルに少しだけ関わらせてもらうことになりました。
昨日はそのミュージカルの出演者オーディションの日だったので、どんな様子なのか見学させてもらいに行ってきました。
応募者130名を超える中で、全体でのダンスと発声練習(写真)の後に、一人2分間ずつ自己アピールの時間がありました。

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子供からお年寄りまで、踊りや芝居、歌に楽器、朗読、漫談、愛の賛歌、全身タイツなどなど、人間の個性があふれかえっていて、なかなか圧倒されてしまいました。ほとんどみんな関西人ですから、ボケまくりで笑いもたくさんありました。
一人ひとりにドラマがあるのを感じたというか、とても人間臭くて、でもそれが良かったと思いました。

僕がいつも見てきた自然や生きものの世界とはまた違う、こういった世界に触れるのは新鮮であり、楽しい時間でもありました。

130人を超える人たちのあふれる個性と、干潟のいろんな生きものたちの多様性とは、どこか通じる部分もあるような気がします。百花繚乱、狂喜乱舞、そんな言葉が合うかもしれません。

干潟が舞台となる市民ミュージカル、ムツゴロウをはじめいろんな生きものも登場する予定なんだそうです。
僕の役目としては、また今度スタッフや出演者の方々に実際の干潟のことや生きもののことを紹介することになりそうです。

干潟のことや諫早の問題がこのミュージカルで大阪からたくさんの人に伝わることを期待しています。

ムツゴロウ・ラプソディ
http://www.parr-mark.jp/mutsugoro.html
今年の7月に第2回市民ひがた交流会を開催する愛媛県加茂川河口。
どんなところなのか、干潟の様子を写真で少し紹介します。

kamo1.jpg





これが昨年の春に訪れたときの河口の様子。河口部は川幅が約1キロもあり、その広い河口部のほぼすべてが干出します。チュウシャクシギやダイゼン、ハマシギなどの群れが見られました。

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これは今年の1月に訪れた際の同じ場所から撮影した写真。驚くことは、河口部の干潟は冬の昼間の干潮(一般的にはあまり干潟が引かない)でも春の大潮と同じぐらいかなりの面積の干潟が干出しているということ。ズグロカモメが多く、ハマシギ・シロチドリの群れやクロツラヘラサギも見れました。

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これも今年の1月に撮影した写真。河口から沖に広がる干潟を撮影したもの。河口干潟だけでなく、河口の沖にも広大な干潟が干出します。このときは夕方で干潟の写った夕焼け空の色が綺麗でした。この時期河口沖にはたくさんの海苔ひびが立てられていました。

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これも同じく夕方撮影したもの。加茂川河口の先端から隣の中山川河口方面を撮影したもの。加茂川河口の沖から隣の中山川河口のほうまでずっと干潟が干出し、それも併せた河口域の干潟はものすごい広さになるのではと思います。

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これは昨年1月に河口から上流側を撮影したもの。汽水域にもずっと砂泥から泥質の干潟が広がります。塩生植物群落も見られます。

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汽水域の干潟。ヨシ原と泥質の干潟、その間を澪筋が流れます。
ヤマトシジミやソトオリガイ、カワザンショウガイの仲間などが見つかりました。

加茂川河口にはいろいろな環境があり、生物の種類もとても多いと感じました。
ぜひ交流会でみんなで見に行きましょう。

kamo7.jpg





最後にこれは石鎚山のスキー場から撮影した加茂川河口。加茂川と中山川が河口部で合流し、大きな河口域を形成しています。

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