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~若手による干潟の発掘と交流~
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ハチの干潟の魅力のひとつ・アマモ場
かつては干潟がたくさんあり、各地でアマモが茂っていたそうだ。

アマモの役割は計り知れない。
1・小さな生き物の隠れ家になったり、産卵の場になり、海のゆりかごになっている。
2・光合成をして大量の酸素を供給している。3・地下茎を張ることで、土砂の移動を防ぐ。
4・流れ藻になり、魚たちの隠れ家になる。
5・海岸に漂着したアマモは海岸生物の餌になる。などなどキリがない。

そんなさまざまな役割を果たしているアマモは、埋め立てや海砂採取などによって減少の一途をたどっている。20ヘクタールほどのハチの干潟には潮間帯から沖にかけて30ヘクタールほどの広大なアマモ場が残されている。
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まとまったアマモ場は、生物の生産力も高く、砂の流動も少なく干潟も安定する。アマモ場はとても大切だ。そんなハチの干潟のアマモ場の上に「藻場造成」という計画が持ち上がった。(上の写真の位置)中身は、ヘドロの投棄であった。アマモ場が失われることと、干潟がダメになってしまうことへの危機感から、ハチの干潟調査隊を立ち上げて、計画を取りやめてもらった。今でもアマモ場の大切さを知ってもらう観察会を行っている。
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押し網という漁法は、アマモ場がたくさんあったことはいたるところで行われていた。それがいつの頃からか失われてしまっていた。その漁法を、地元の人に聞き取り、復活させた。押し網をするとアマモ場ではたくさんの生き物を捕まえることができる。タツノオトシゴ・ヨウジウオ・メバル・カサゴ・ハオコゼ・エビ・カニ・タコとても楽しい。

一か所でも多く、今あるどんなに小さなアマモ場をも残していくことが、私たちにできる最大の「自然保護」ではないだろうか。
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