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~若手による干潟の発掘と交流~
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兵庫県西宮市の甲子園球場のすぐ近くにある甲子園浜の干潟へ行ってきました。
甲子園浜は昔全面埋め立ての計画があった場所ですが、地元の小学校のPTAのお母さんたちが反対運動をして、埋め立て計画を中止させたというすごい歴史がある干潟でもあります。

当日は地元の小学校の5年生が総合学習で干潟の観察に来ていて、地元の自然保護団体「NPO法人海浜の自然環境を守る会」がそのお世話をしていました。僕も観察のお手伝いをして、子供たちと一緒に干潟で生き物探しをしました。



ケフサイソガニやユビナガホンヤドカリ、アサリやマガキ、ウミニナ、テッポウエビ、アナアオサ等、いろいろな生き物が見つかりました。中には大きなイシガ ニや卵を抱えたモクズガニを見つけた子もいました。みんな海の中に膝上ぐらいの深さまで入っていって、大はしゃぎしていました。とっても楽しそう。

この浜の生物を反対運動の頃から長年見続けている「はまん婆」こと東山直美さんに、子供たちは見つけた生き物を見せに行って、名前や生態を教えてもらいました。はまん婆さんを取り囲んでみんな自分の捕まえた生き物を興味津々に見つめていました。
観察が終わってから、海のこと、そしてこの浜のことをはまん婆さんからお話を聞いて、子供たちは帰っていきました。はまん婆さんのこの浜への想いと、それを子供たちに受け継いで欲しいという気持ちがよく伝わってきました。

こ うして海の生き物と触れ合える場所が身近に残されていることは子供たちにとってなんて素晴らしいことなんだろうと改めて感じました。そしてそんな浜が昔埋 め立ての危機にあったということ、それを地元の小学校のPTAのお母さんたち(今の子供のお婆ちゃんおじいちゃんたち)が立ち上がって守ったこと、そういったことを考 えたとき、甲子園浜はとっても大切な場所なんだということに気づきます。そしてこの歴史はきちんとこれからも伝えていかなくてはならないものだと思いま す。


僕は甲子園浜に行くときはいつもそうなんですが、観察が終わってから、東山さんのご自宅にお邪魔して、昼食をご一緒させてもらいながらいろいろなお話を聞いています。昔の浜の写真や生物の写真を見せてもらったりするとびっくりするようなものも多く、また埋め立て反対運動の当時のことはすごく貴重なお話で、署名活動のことなど参考になることも多いのです。東山さんは昔学校の教員もされていたり、そして絵本作家でもあったりして、毎回いろんな楽しい話を聞かせてくださいます。これからも時々お邪魔して、できるだけいろんなことを聞いておきたいなと思っています。そしてまたそれを次の方に伝えていければと。


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後日、はまん婆さんは干津の観察の様子と見つかった生き物を撮影した写真をCDに入れて、小学校へ渡されたそうです。僕にも同じCDを送ってきてくれました。この手書きのCDを見ただけでも、なんだか泣きそうになりますね。干潟への想いがあふれていると思いませんか。こういうものがすごく大事だと思います。
こういうことをきっかけに、甲子園浜に生物観察に通う小学生が出てきてくれたら嬉しいですね。


想うのは、
干潟というのは単に生物とか経済とかだけの価値で推し量れるものではなく、干潟は歴史であり、想いであり、埋め立て計画や反対運動、そしてそこに立ち上がった人々の想いがあります。それはその干潟の一部であり、それを無視して干潟を評価することは出来ないと思う。だから僕は各地の干潟に行ったときには出来るだけ地元の方と一緒に干潟を歩いてお話を聞くことを心がけている。これからもそれを大切にしていきたい。
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